商品について
千年の工芸を、デザインで受け継ぐ
工芸パートナー
六代続く、創業160年の扇子工房
60を超える工程を経て、一本の扇子が生まれます。
森での竹の選定から始まり、竹を細いひごに割り、生地にシルクスクリーン印刷を施し、手縫い、折りたたみ、そしてその間にある数々の工程へと続きます。扇子とは、そのたたずまいに反して、驚くほど奥深い工芸品です。
Otelierの扇子は、中国・安徽省の扇子工房との協働から生まれています。安徽省は中国有数の竹の産地であり、かご細工や扇子づくりなど、竹工芸が古くから人々の暮らしに根づいてきた土地です。
六代続くこの工房は、長年にわたり数々の賞を受けてきました。オーナー自身も幼い頃から職人の技に親しみ、技術を受け継いできたひとりです。
現在工房で働く職人の多くは、二十年以上この仕事に携わっています。最年少でも四十代を超え、竹の栽培から骨づくり、最後の折り工程に至るまで、それぞれが専門の工程を担っています。
長い年月をかけて、ひとつの技と静かに向き合い続ける。その丁寧な手仕事は、一本一本の扇子にも表れています。
将来について尋ねると、オーナーは「この産業があと十年続くかどうか分からない」と話します。若い世代は、職人という仕事にも、村での暮らしにも、以前ほど関心を持たなくなっているそうです。
それでも、受け継いでいきたい手仕事があります。
Otelierは、現代の色彩や感性を通して、こうした工芸に新たな形で光を当てたいと考えています。そして今もなお、その技を守り続けている職人たちの存在を、多くの人に知ってもらいたいと願っています。